2008年03月14日

左腕投手のコントロール

FD吉川投手の制球難にも関わる、
左腕投手のコントロールについて少し...


幾度と無く述べるが、投手のコントロールには頭が必要である。
中でも左腕投手のコントロールは右腕投手よりも修正が
はるかに難しい。

左腕投手、つまり左利きの選手(投手)は本来右利きの選手
よりも器用である。
これは左手を使用する事により、左右の脳の働きのバランスが
右利きの人より、取れる為だと言われる。

つまり、脳本来の働きが同程度だとすると、左利きの人の方が、
運動神経が優れていると言う事で有る。

本来器用な筈の左腕投手が何故コントロール難に陥るのか、
そして、何故修正が難しいのか?


応えは簡単である。
まず、右利きの投手は数多く居るから、自然と優劣は決まって来る。

コントロールや、球威の無い投手は篩にかけられ、自然に私達の
目から遠ざかっていく。
ところが、左腕選手はその絶対数が少ない所に、投手としては
牽制等の有利さもあり、少々球威、コントロールが悪くても、
重宝される。

つまり、右腕であればマウンドに立つ事が出来ない球威や
コントロール(ストライクを入れる)の投手が、残っているのである。


何度も言うが、左腕は本来右腕よりも器用であるのに、右腕よりも
器用で無い(コントロールが悪い)と言うのはかなり頭のレベルが
低いと言う事である。

元々器用な筈の左腕なのだが、その器用さに欠けた投手。
物珍しさで投手として存在している選手。
彼等に難しい理屈は理解出来ない、それ故同程度のコントロール
を持つ投手同士であれば、左腕投手は右腕投手よりも修正能力に
劣る訳である。

例外がある。精神力や体調の不備によりコントロールを
悪くしている投手は、それを正す事により修正される場合がある。


左腕投手の投球は独特の球筋を持ち、不思議と本格的な右腕投手と
正反対のフォームを擁する投手は少ない。

コントロールの良い左腕投手はその器用さから、中々崩れる事が
少なく緩急も巧みである。

嘗てFDで名前を馳せた高梨投手は、入団時速球を武器にした
投手だったが、制球難から自滅する選手だった。

藤城監督の下、フォームを固め球威を落として制球難を克服
したが、手首骨折事故からフォームを崩し、再び制球難に陥った。

一時的にフォームを固め、コントロールをモノにしても、
続く様々なアクシデントに対応出来る器用さが伴わなければ
一段上のステージどころか、今の場所からも脱落して行く事になる。

投手はストライクが取れてこそ投手である。
球威や、微妙なコントロールはそれからの事である。
まして、投球術となると先は長い。

投手に必要なのは指先の感覚であるが場所によりそれは変動する。
その僅かな感覚を理解する脳の働きが全てである。
フォームや体力はそれを理解していなければ、幾ら鍛えようと
無駄な努力でしかない。

力士やプロレスラーの中には、力任せに速球を放れる人達も
いるだろうが、ストライクを取れる人は僅かであろう。

しつこく言うが、投手のフォームとは固める物ではなく、
場所に応じた変動修正の出来るフォームのことであり、それは
頭で修正していくものである。

もっと簡単に言えば「暗記では無く応用」である。

一般的には打撃や守備にも、その事を「フォームを固める」と言う
言葉を使うのだが、それを理解出来ない選手が多いと言う事だろう。

頭の悪い投手はストライクが取れず、頭の悪い打者は変化球が
打てない。

最後に、ここで言う「頭が悪いと」言うのは、”学力”とは
何の関係も無い(少しはあるかも)事を断っておく。


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posted by T−Rex at 09:26| Comment(0) | 選手のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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