2008年03月04日

コントロールと頭

先日の記事やコメントで”コントロールの悪いのは
頭が悪いせい”と言ったところ....


周りの数人から突き上げられてしまった(笑)

特に「地元の山中の記事は言い過ぎでは無いか」にはまいった。
「頭が悪くてもコントロールの良い投手は幾らでも居る」
「一生懸命コントロールをつけようとしている選手に失礼だろう」
といった事なのだが、これは少し説明しておかなければならない。

地元選手、まして息子の後輩である山中投手。
頭の程度云々は兎も角、彼とは入団が決定する前、詳しく言うと
彼がリーグ参加を息子に相談している時からの付き合い。
このブログを続ける気になったのも、彼が「応援して」のコメント
を入れて来たのがきっかけになっている。

そんな訳で、この間の乱丁に対して、少しお灸をすえる意味も有り
奮起を促す為の発言でもあった。

それはそれとして、投手のコントロールについて少し述べよう。

コントロールは体のバランスと指先の僅かな感覚で作られる。
つまり、安定したフォームと練習から会得するリリースポイント
が必要である。
(あくまで、ストライクを取る為のコントロールで、打者に対する
微妙なコントロールや攻め込む為に必要とする頭は省く)

一般的には下半身強化、投げ込みによる練習が効果的であり、
此処までは大して頭を使う必要も無い。
解りやすく言えば、真面目に練習さえすれば誰でもコントロール
は付く.....筈なのである。

それで、コントロールの悪い投手は何も考えずひたすら練習に
励む。
しかしそれだけで終わるからノーコンは直らない。

例え最初はポンポンストライクが取れるようになっても、
疲れや、ピンチになり下半身や腕の振りが悪くなって
ジワジワとコントロールを乱していくのが普通である。

コントロールを身に着ける為には頭がいる、と言う理由。
彼等の頭にはグラウンドの中で唯一投手だけが他の選手とは
違った場所に立っている事の自覚が無いのである。

実は投手が立っているのはマウンドであり、他の選手のように
”平地”では無い。


これが何を意味するのか?
仮に平地であれば投手はフォームさえ固まっておれば、
練習通りおよそ20メートル先の縦80センチ横40センチ位の
マトに向って投げるだけの事で、大して難しい事ではない。

しかしホームプレートからおよそ30センチ上方に位置する
ピッチャープレート、そこから踏み出す足の高さは、
各球場のマウンド形状によって大きく違ってくる。

つまりどれだけフォームを固めても、そのフォームではバランスが
狂ってしまうのである。
軸足と踏み出した足の高低差、これが投手のコントロールを
狂わしてしまう最大の原因なのだが.....

この高低差は球場によって違うのは勿論、試合開始時と後半、
晴天時と雨天時とその都度変化し続ける。

この変化する右足と左足の高低差に対応して体のバランスを
修正する能力こそ、投手の最も必要な頭脳である。

当然下半身が弱くフォームが安定していない投手の
リリースポイントは一定していない、ところが幾ら下半身が
安定しても両足のバランスが狂えばフォームは崩れてしまう。

この高低差は終盤疲れによる踏み出しの幅が狭まってくる
事でも違ってくる。
同じ様に腕の振り、握力の低下と投手のコントロールを乱す要因は
試合経過に比例して増えて来る。

これ等を全て把握した上でストライクを投げれるリリースポイント
を導き出すのは並大抵の修正能力では無理である。

コントロールの悪い投手は頭が悪い。

要するにその都度自分のフォームを修正してバランスを取るだけの
能力に欠ける選手である。


頭が悪いのにコントロールの良い選手。
マレにいるが彼等はバランス感覚の優れた運動能力を持ち合わせて
いるのだろうが、果たして微妙なコントロールを必要とされた時
その修正が出来るかどうかは疑問である。

ブルペンでは調子が良かったのに、マウンドに上がるとストライクが
入らない。

打者に向うと気が小さくなり腕の振りが鈍くなってコントロール
を乱す投手が多いが、この左右の高低差でバランスを失い
あせりも重なって自滅する投手も数多くいる。

野球は考えるスポーツ。
投手がボールを投げなければ試合は始まらない。
そのボールを如何に投げるかは投手の考え方次第である。


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posted by T−Rex at 20:18| Comment(2) | 批判 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コントロールの良いピッチャーは
得てして即意当妙な受け答えをします。
頭が悪いというのは、その答えが理解できない
聞き手の方に問題がある方の意見かもしれません。
Posted by クゥワンタ at 2008年03月04日 21:53
>クゥワンタさん
藤川みたいに頭が悪くても球威があるから、そこら辺に
放っておけば相手が振ってくれる場合が多い(笑)

捕手は記憶力、投手は応用力、そして監督は計算力
だそうです。

相原みたいに考えすぎる頭を持っているのも...
難しい問題ではあります。

ゼニ山さんは損得勘定が(笑)
Posted by T-Rex at 2008年03月05日 00:17
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