2008年01月21日

山健復活

2005年12月01日_DSC01058.jpg

山健こと元FD山本健士選手が
リーグに帰ってきた。





今季FDへ復活の噂も流れていたので、秘かに期待していたのだが
残念ながら、新たな気持ちで福岡の新天地へ向うようだ。
尤も現在のFDは新体制になったとは言え、何時潰れるかも
解らないような状態。
経営陣は安定せず、指導者も監督は兎も角、コーチ陣の概容は
とても期待出来る布陣を敷けそうな状態ではない。

藤城監督や森山コーチが去り、夢を語り合った1期生の多くが
退団した現在のFDである、彼に取っては、さして帰りたい
所ではないに違いない。

地元とは言えないが(彼は鹿児島出身)、同じ九州のチーム、
まして開幕当時のFD同様、新たなチームの立ち上げに
参加する方が彼には似合っている。

何度も言うが、リーグ開幕当時NPBに近いと言われたのは
投手で西山、伊藤、小山田、相原である。
野手では中谷、宮本、そしてこの山本であった。

相原、山本以外の選手は期待通り何とかNPBのユニフォームを
着る事になったが、途中で頭角を現した高梨、赤井、林(マサキ)
達同様NPBのスカウト達は彼等を目に留めなかった。

リーグの大砲と言われた山本だったが、彼にとってリーグ在籍中
一番不幸だったのは、在籍している期間中次々と変動していった
環境だろう。

一見物静かで、おおらかに見える山本だが実は内心は非常に
頑固で、どちらかと言うと環境の変化に対応するのは苦手である。
一定の環境や条件の下で、自分なりの形を作り、その中で成長
していくタイプであり、外からの干渉を受けると、
その対応に追われ自分を見失っていく事が多い。
プレッシャーにも当然弱いと言う事になる。

そんな彼を最初に襲ったのが、生活苦、年俸低下による
親への負担に対する申し訳ない気持ちである。
そして次はタニマチ気取りの連中の圧力である。
監督、コーチなら兎も角、周りからの命令は彼にとっては
誰よりも苦痛であったに違いない。
宿泊中止によるバス移動は体調管理に支障をきたすばかりでなく
自然と思いつめる時間を多くする結果となった。

そして何よりも彼を悩ましたのが、全てのコーチの打撃理論である。
彼の打撃理論は恐らく、これまで教わってきた多くの指導者の
教えから、彼なりに熟考して築き上げてきたものである。
(彼の父君によると、中々他人の言う事は聞かないほど頑固らしい)
その彼が、否応無しにいじられる。聞かないと言う事は許されない。
監督、コーチ、時には石毛氏の言いなりに形を崩されていった
彼の打撃フォームは2年の期間に幾度と無く変化し、
最後には自分のフォームを見失っていた。

リーグの大砲と言われた男はリーグの中で育成どころか、
いじられ、潰され、結果を求められるプレッシャーと自分との
葛藤の中で大器の片鱗を残したまま、リーグを去っていった。

彼に求められるのはバッティング技術ではなく、声を前に出し
向っていく気持ちだけである。

一度国外に出てハングリーな外人選手達の中で何を掴んで
帰って来たのか、彼等のように前に突き進む精神力で、
あの素晴らしい打撃フォームを思い出すことが出来たら、
リーグの投手どころかNPBスカウトを打ち崩す事も可能だろう。

残された時間は僅かである、自分の思うまま他人の言う事等
無視して”己の道”を突き進んで貰いたいものである。

最後に一言。(見てくれていると思うので)
野球は自分の為にやるものである、
親やチームやファンの為にやるものではない、それは結果として
付いてくる物である。
自分を犠牲にした野球は苦しみしか残らない。

長崎との試合は彼のそんな姿を期待して見に行きたいものだ。



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posted by T−Rex at 18:15| Comment(2) | 予想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久し振りです 何処まで追い続ける積もりなのか少々呆れ気味でいますが、この一年の経験を無駄にしないで欲しいと願っています 今後とも目をかけてやって下さい
Posted by 西郷 at 2008年01月23日 09:49
>西郷どん
お久し振りです。
追い続ける事が出来るのは、本人の意思と
家族の協力があればこそ、追い続ける価値のある
選手です。本人が納得するまで応援してあげてください。
又会える日を楽しみにしております。
Posted by T-Rex at 2008年01月23日 10:37
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