2007年09月30日

二つの募金

FD関連で二つの募金活動が始まっている。
私はこの募金には疑問がある。

一つはFDの地元ファンを中心に始まった

”FD存続の為の募金”

26日にはりまや橋商店街で「FD存続の会」の決起集会を行い、
具体的な案も無いまま、兎に角時間が無いと言う理由から
訳が解らずに、とりあえず金を集めようと言う事で始まった物。

赤字で存続が危ぶまれているFDを何とかしたい、と言う気持ちは
解らないでも無いのだが、7000万の赤字で来季少なくとも
3000万必要とされる金額を、僅か20日足らずの間に
募金で集めようとする所に、募金活動を始めた安易さを見る。

恐らく100万や200万程度の募金は集まりそうだが、
その金の使い道さえ公表せず(決まっていないと思うが)に
始めたこの募金活動は、ファンキー何がしの言った
「1万円の出資者を1万人集めれば1億円集まる」と
何等変わらない常識を疑う行為である。

せめてFD存続が叶わなければ、募金した金はFD選手の為に
使うとでも言うのであれば、大いに賛成出来るのだが、
今季FDの赤字補填にでもされたら、何の意味も無い。

一部のファンの”やるだけの事はやった”
と言う自己満足は果たされるかも知れないが、
募金した人達はたまったものではない。


そして最も重要な事は、この活動に県の野球関係者が全く関係
していない。
つまり高知県の野球関係者(硬式、軟式共)は
FD存続、消滅に全く関心が無いと言う事である。



そしてもう一つはIBLJ本社が行なっている募金。
此方は募金にたいする主旨は明確にされている。

「赤字経営のFDをリーグ全体で支援する為のもの。」

主旨はハッキリしているが、来季FDを存続させる、
と言うならまだしも、何故今季の赤字の為に募金するのか?

リーグの赤字の責任はIBLJの問題であり、
それをファンに募金と言う形で出してもらおうと言うのは
全く御門違いである。
これは賛同するとか、しないとかの問題ではなくリーグの体質
そのものを疑う行為であろう。


さて話は変わるが赤字7000万円とされるFDの運営が
リーグの中でどの様だったかを振り返ってみよう。


初年度終始予定では運営費6億5千万、収入予定7億2千万で
7千万の黒字を見込んだが、前期だけで1億6千万の資本金を
食いつぶし資金難に陥る。
ここで鍵山グループの参入により1億9千万の増資でこの場を
凌いだ。
後期宿泊費や、後期参入選手の年棒、役員手当て等の経費削減で
運営費を抑えたが3億1千万の赤字を計上した。

この年の一試合平均入場者数は1200人その内有料入場者数は
4割だったらしいから、およそ480人
480×179×700円(平均)=60144000円
入場料収入は6千万位だったろう。

IBLJの最も頼りにしていた大手広告スポンサー
収入はおよそ2億円程度とされる。
(これは石毛氏の言っていた額である)

数字の信頼性を高める為に昨季の収支を見てみよう。
分社化されたがリーグ全体の赤字は1億3千万である。
大手スポンサーは3年契約が多いので初年度と変わりない。
観客数は大差無いがゴールドパス(1枚役200円)の廃止で
入場料は3割はアップしている筈である。約8000万程度か。
グッズや飲食料収入が2000万程度とすると収入は
3億程度だろう。

一方支出は選手年俸の半減で(年俸200万を100万平均に)
およそ1億減らした。
それとナイターを減らし照明料を削減、その他の削減を含め
5千万程度の支出を抑えたのである。

つまり支出は4億5千万、収入は3億程度。
赤字1億3千万は分社化の3千万を考えればほぼ近い数字である。

今季支出は昨季とほぼ同額であろう、(坊っちゃん球場の使用料
が少なくなったので500万程度削減された筈だが)

有料入場者数はタマヲ姐御の観戦記を見れば解るように、
昨季よりも減っている筈である。
(タダ券のばら撒きで入場者数は余り変わらないが)
反面徳島のように賛助会員制度で増えているので、全体では
昨季並み8000万程度であろう。
グッズや飲食料も横ばい状態とする。

大きく収入を伸ばしたのは、各球団独自のスポンサー獲得であり
香川の4500万を筆頭に愛媛、徳島を合わせれば
1億程度の収入を挙げている。

つまり支出4億5千万、収入4億程度。
鍵山社長の言う今季赤字は”2千万程度”にほぼ近い。
(一部では1億との報道もあるが)

さて問題である。

リーグ全体で、運営費4億5千万 入場料収入8千万
大手スポンサー2億、独自スポンサー1億 その他2千万
と言う数字が出たが。

FD単独で見てみよう。
運営費1億はナイター設備や使用球場の規模で他県よりも
少ない筈で、妥当な数字であろう。

面白いのは3千万の収入である。
独自スポンサーは0である。
飲食料も0、グッズ販売も利益は僅かなもの。

唯一の入場料収入はリーグ全体でも8千万である。
平均しても2千万だが、到底そんな数字では無い。
球団発表では今季入場者数は2万5千人だが、実際は水増し
しているので2万人に満たない筈である。
これはタダ券や小学生も含まれるので、
有料入場者数は多くても1万人強である(小学生分を割引)
そうなると年間入場料収入は700万程度しか無い。

どんなに多くても1千万を越える事は無いはずである。
(私は200人平均630万程度と見る)


仮にホームとビジターとで入場料収入を、ある程度の割合で
分配していたとしても、2千万を超える事はあり得ない。

3千万の収入があるのは徳島ISの分配金3千万のように
リーグからの大手スポンサー分の配当だけでは無いだろうか。

そうだとすれば今季から独立採算制となるOGやMPは
大手スポンサーからの分配金は得られない事になり、
(香川OGはIBLJと親会社が一緒だから、同じグループ内で
やり取りするだけで、たいした問題ではない)

来季徳島ISはこの制度が出来上がれば赤字に苦しむ事になる。

IBLJ(鍵山グループ)が過去投資した金の回収にかかると
すれば来季FDが消滅すれば次は徳島ISの消滅は近い。

将来性の無いFDを経営する企業は現れない。
そして1億近くの赤字を出し続けるFDをIBLJが存続させる
理由も見当たらない。

募金活動は無意味なのである。




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posted by T−Rex at 08:00| Comment(0) | 批判 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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