2007年06月04日

気迫

高田氏のブログで、先日の山伸選手の交代理由が
藤城監督のコメントで判明した。


四球で満塁になった後、初球のストライクを見逃した
のと、「無気力なバッティングをした。」のが
僅か1打席で、代えても仕方がない土佐に代えた理由らしい。

どうやら、藤城監督も6試合勝ちが無い事で焦りが出たらしい。
”四球の後の最初のストライクを打て”がセオリーには違いない。
しかし、それをしないから山伸は一番打者なのだ。
逆に言えば、それが出来たら三番打者も出来たのである。

何度も言うが、現在の山伸を作り上げたのはFD上層部である。
まれに見るトップバッターの資質を伸ばす事無く、
三番打者として育て上げようとした。

厳しい軟式の世界で、何としても出塁しようとして活躍した
経験は、そう簡単に彼のスタイルを変えれるものではない。

初球ストライクを見逃し、ジックリと相手投手との対決を
作って行く。2ストライクと追い込まれても慌てる事無く
臭い球にも対処して行く。
挙句、投手のミスを待ち出塁して(四球が一番効果がある)
試合の流れをこちら側に引き寄せる。

これが一番打者の役割である。
FDにおいてこの資質を持ち合わせている選手はいない。
あえて言えば古卿位なものである。

三番や四番打者は掃いて捨てるほどいる、と言うより
チームの一番頼りになる打者や、高打率を残す打者が
据われば済む事である。
(堂上や智勝、マサキ、中村を見れば良く解るだろう、
彼等にはその雰囲気はない)
ところが、何人集まろうと一番打者の資質を持つ者はそう居ない。
2期務めた國信や古卿でさえ一番に据わっていただけで、
その役割は果たしたとは言い難い。
リーグ全体に目を広げても、一番打者の資質を持った選手は
皆無である。

それ程の資質を備えた選手を、その才能を伸ばす事無く
間違った育成をした。
打撃ばかりでなく、守備面でも大きな過ちを犯している。
外野からサードへのコンバートである。

小学生ならいざ知らず、中学高校レベルでは内野手の
必須条件と言う物が必要となる。
それを備えていない選手の代表がマサキである。

彼を見れば良く解るが、内野手としての必須条件を
備えていない選手を幾ら鍛えても時間の無駄である。
山伸同様、マサキも内野手としては育たない。

彼等に備わっていない内野手の必須条件とは何か?

それは、膝の柔らかさと打球を恐れない闘争心である。

打球を恐れない、と簡単に言うが至近距離から飛んでくる
打球に慣れるのは、生半可では出来ない。
特に一度外野に居ればその恐怖は全く無くなっているので
幾ら頭で恐怖を打ち消しても、体が自然と反応してしまう。

つまり、打球から逃げる、目が離れるのである。
その結果がどうなるのか、マサキが実践してくれている。

そして、それよりも大切な事が膝の柔らかさである。

これを言い換えて腰の位置が高いからダメだと言う人もいるが、
それだけでは無い。
勿論膝が硬いと腰を落とす事が難しく、捕球時腰の位置は高く
捕球体勢が万全とはならないが、問題はその後なのである。

外野手がゴロを捌く時の膝の動きを見ると、打球を捕球して
投げ返す目標は体の正面となる。
つまり、横で捕球しようと投げる方向に向き直り、正対して
膝を正面に伸ばし送球する。

ところが内野手の捕球から送球までの膝の動きは常に
変化して、殆どがある程度の角度を持って屈伸する。
捕球して主に投じるファーストに正対して投げるのではなく
捕球の為捻れて屈折した膝は、捻れたままファースト方向に
ステップしながら伸びてゆく。
サードがセカンド方向に送球する時などはその角度は90度を
はるかに越えてしまう。

つまり、この捻れの屈伸に耐える膝の柔らかさこそが
内野手の必須条件となるのだが、
この柔らかさの無い選手が、無事捕球したとしても、
送球時膝の硬さのため送球が目標からそれてしまう。

膝のバランスを失なえば当然腰のバランスは崩れ、
送球は定まらない。これもマサキがよく見せてくれる。

山伸、マサキ共、良く弾き暴投は事欠かない。
土佐の場合幾らか柔らかい様だが、打力同様そのレベルは低い。
嘗ての暴投王杭田も高校レベルの内野手。

外野で使えないから内野に廻す事はまず無い。
(打力重視でファーストに置く事はよくあるが)
内野で使えないから外野になるのである。

話がそれたが、山伸に課したこのコンバートは多きな失敗である。
サードでエラーをする度に彼の打撃は不振に陥った。
まして三番打者、大振りを求められては酷な仕打ち。

最近ではようやく上層部も気が付いたのか一番、外野守備で
定着させ、ようやく2割程度の打率を残し回復の兆しを
見せていたが、突然に九番への降格。

「無気力だった」と言うが、この状態で気迫を見せる事が出来る
選手が一体このリーグに何人居るのか?
やる気を無くさせて置いて、やる気を出せとは.....

それが間単に出来るようなら、このリーグには来ていない。

結果論であるので、間違っているかも知れないが、
息子の指導を受け感謝している事、その指導が息子にとって
適当であった事を先に述べておくが。

藤城監督の指導には些か疑問が出て来た。
角中を育成したのは間違いない、しかし山伸はどうか?
折角あそこまで育成した赤井、高梨は?
小山田の投手としての育成はどうなったのか?

NPB時代岡島を指導した。
結果育成する事は出来なかった、しかし鹿取は彼を見事に
メジャーで活躍するほどにまで育成した。

二人の違いは己の理論で育成を試みたのと、選手の資質を
見極め、選手に合わせた育成を試みた事である。

私が思うに選手各自の個性、資質が有り、それを育成出来る
指導者こそが、指導者であって、
己の理論、指導を受け継ぐ者だけが成長すると考えるのは、
真の指導者には成り得ないのではなかろうか。

初勝利を前に土佐の犯したミスをカバーする「気迫」とは?
余りにも厳し過ぎる要求は、反って選手を萎縮させる。
捻金にとって、1失点で完投勝利した事を誉めてやるのが、
指導者の務めだろう。
何処ぞの居酒屋でグチをこぼしている暇があったら
初年度の様に、身銭を切って選手に御馳走していた頃の
指導方針を思い出して貰いたいものである。

「初心」に帰るのは選手でなく監督自身であろう。
「初心」に帰る、2期生や3期生にはその意味さえ通じていない
彼等は初心から何の変化もしていないし、その機会さえ
与えられていない。

付け加えるならば、山伸の昨季の代打成績は11打数1安打
通算3割2分を記録しているにも拘らずである。
今季8打数でヒットは無い。
これを見れば、この選手は試合の流れの中でこそ、自分の力を
発揮していく選手である事を見抜かねばならない。

決して一発勝負を期待する事無く、安定したチームの戦力として
起用するのがベストのはずである。

多くを期待して潰す事無く、リーグで育成された姿を残せる様
指導して貰いたいものである。
さらに加えれば宮本の起用にも大いに疑問が残る。
資質を見抜けない指導者に選手を育成する事は無理である。

赤井や高梨の様な選手を見送るのは辛いのである。

彼等を潰したのは監督自身である。
何故なら彼等をあそこまで育てたのが監督だから。
育てる以上最後まで責任を取らないで見捨ててしまうのは、
従った選手達が哀れである。

少しばかり形だけ頭を下げたぐらいでは治まらない場合もある。




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posted by T−Rex at 12:51| Comment(0) | 批判 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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