2007年03月28日

高校野球の魅力

大阪桐蔭の2回戦中田温存で望んだ試合。
高校野球の魅力を心ゆくまで楽しめた。

大阪桐蔭11−8佐野日大
高校野球の醍醐味を存分に味わわせてくれた試合。
詳しい内容を述べたいのだが長くなりそうなので省く事にする。

高校野球の何よりの魅力は”粘り”である。
勝利を信じて”無心”に白球を追いかける姿。
そこに数々のドラマと感動が生まれ、
見ている私達を夢中にさせる。

負けはしたが、佐野日大の健闘は讃えられるものだろう。
得てして一方的な試合になりかねない所を、
最後まで諦めず桐蔭を追い詰めた姿は見応えがあった。

この試合は桐蔭のエース中田が登板しなかった為
選抜に見られる投手力こそ目立たなかった。
しかし、そのせいも有って久々に見る、若者達の
素晴らしい饗宴となった。

高校野球の全てが網羅されていると言っても過言ではない。
圧巻は桐蔭四番中田の2打席連続のホームラン、
逆転の5号スリーランに続き6号ツーランはライナーで
飛んでいった。
このチーム強打ばかりが目立つが、実はそればかりではない。
基本に忠実に、送る所は確実にバントで送っている。
少しでもスキを見せればセフティーバントも見せる。

10−8と2点差に迫られた7回、送りバント、盗塁、
そして最後は振り逃げ(記録はワイルドピッチと振り逃げ)
で貴重な追加点を挙げている。
この打者の空振りをした後、(ワンバウンドであった)
躊躇無くファーストへ走り出した姿を見て、
鍛え上げられた選手と、指導した監督の素晴らしさを感じた。

あの場面、頭では”三振振り逃げ”が有る事は解っていても、
実際は体が直ぐには反応しない。
捕手が後逸してなくても、全力で走る事によりファーストへ
暴投する事もある。
サードにランナーがいれば絶対に要求されるプレイ。

超美技も素晴らしいが、簡単に見える何でも無いプレイを
一つ一つ積み重ねていく事が成長への近道である。


これ程素晴らしい桐蔭の選手達に対し、佐野日大の選手達も
決して負けてはいない。
よく”力と技のぶつかり合い”と言われるが、
桐蔭の場合”力も技も”持ち合わせているので、
それに対抗したのは”技”と全力を出し切った”粘り”
だったのだろう。

特に10−4と離された6回、満塁から死球、ライト前安打
外野犠打フライと得点を重ね10−8と
僅か2点差迄追い上げたのは立派としか言いようが無い。
この満塁になる前に桐蔭ライトを守る中田が、
ゴロを後逸して慌てて追いかけるシーンがあったが、
”怪物”と言われても、そこは未だ幼さが残る
高校生らしさを感じさせ、微笑ましく思えた。

力こそ無いが、基本に忠実に硬い守りを中心にして
ミートを心がけ、8点と言う大量得点をしている。
本来ならば勝利しても可笑しくない得点である。


この追い上げは夏に向かっての大きな糧となるだろう、
終わってみれば、やはり実力通り(エース温存もある)
桐蔭が勝利したが時間を感じさせない見応えのある試合だった。


さて昼間、室高野球部OBに会ったのだが、報徳戦前は
勝つ事等一言も出なかったのだが、既に明日の宇部商戦等
問題にしないで、桐蔭に勝ちたいと言う。

今更ながらに人間というものの甘さを痛切に感じた。
既に室高野球部の周りは”慢心”で満ち溢れている。
選手がそうなるのも当たり前の事。

横川監督の戒めが足りなければ、室戸高校は、
今日の今治西高のようにつまらない試合をして敗退する。
相手は全力でぶつかってくるのは見えている、
しかもどれを取っても実力は向こうが上である。

ジーノさんのブログに何処かの馬鹿者がコメントしていたが
(余りに常識外れの為、ジーノさんが削除した)
あの初戦の勝利がフロックであったのは悔しいが

紛れも無い事実。
勝負の綾に過ぎない。


勝ちを意識すればエラーに繋がる。
コントロールも乱れる。
”無心”でなければ今の室高に勝利は無い。

選手が”慢心”したままでは進歩は無い、
全力を出し切る試合をして夏に繋げて貰いたいものである。


最後に、批評は批評として室戸高校野球部の勝利を
強く願って、応援している事を記しておく。



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posted by T−Rex at 21:05| Comment(1) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
全く同感です。
Posted by sports-oyaji at 2007年03月29日 06:30
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