2007年03月14日

オープン戦 香川OG天野投手

この試合一番の楽しみは、天野投手であった。
試合前、西田監督に聞くと
「1回ぐらい、いかせますよ」との事で、出番を待った。


7回裏、2−11と、ほぼ試合は決まっていたが
投球練習をするマウンドから此方(バックネット)に
向かってくる球は、やはりプロの球筋だった。

ILの選手とプロ(NPB)の選手では、その打球の速さも違うが
”伸び”が全く違う。
其れと同じ様に、投手の球にも同じ事が言える。
ホームベースを通過時点の伸び具合は、IL投手陣には無い物で、
僅かに昨季OGの深沢、FD上里田がこれに近い球質を持つ。

FD林に対し、ゆっくりと落ち着いた表情から、堂上の
サインにうなずき140K近いストレートが投じられた。

インコースベルト付近へやや甘く入った球を、
林が待っていたかのように、簡単にはじき返す、
打球は、あっという間に1,2塁間を抜けライト前に転がった。

続く中村に対し、慎重な投球を見せる。
初球アウトコースへ低めいっぱいのストレート。
2球目今度はインコースへ小さく曲がる変化球(スライダーか?)
そしてアウトコース低めへやや、ボール気味の速球。
三球三振、どれもがコースいっぱいに決まる素晴らしい球。

"ボール一個分の出し入れ"とは、この事を言うのだろう。
と、感心していると続く土佐(6回からレフトの守備)に
ど真ん中のストレート。
出会い頭のような(失礼)当たりがレフトフェンスを
直撃した。
どうも、気を抜くと制球が甘くなるのか、それにしても
打った土佐を誉めておこう。
一死2,3塁となり、迎えるのはこの日レフトオーバー
レフト線へと、何れも2塁打を放っている白川。

堂上も意識したのか、初球外へ、はずし気味にボールから
入る。続けて内へこれも外し気味にストレート。
誘いに乗らない白川。中々いい目をしているようだ。
外いっぱいのストレートは入っているように見えたが、
主審はボールの判定。
圧巻は、これからのピッチングである。
勝負をしているようで、歩かせても良いと言う気配たっぷりの
投球は見ごたえがあった。

アウトローへストレートでストライク、同じくアウトローへ
少し外してボール気味に誘ったが、主審の手が挙がった。
まあ、主審が吉元から”ミスターアメリカ”と呼ばれる
国澤氏に変わっていたので、仕方ないところ。

フルカウントから、一転してインローへ速球、
決してストライクボールでないところがプロの投球を感じる。
思わず手が出る白川、かろうじてファールにした。
強気の堂上が同じ球を要求したのだろう、
同じ所に来たように見えたが、さっきより僅かに低かった。
悠々と見逃し、四球を選ぶ。
白川、この選手は打力には見るものが有りそうである。
ただ、高井同様守備力(森山コーチによると足が遅いらしい)
に問題が有り、当分はDH出場の可能性が強い。

一死満塁、梶田が打席に立つ。秘かな期待が生まれた。
満塁、外の直球、梶田ならおっつけてライト前に.....

初球思ったとおり外角ややベルトよりも高く甘い直球が来た。
しかし、梶田は動かない、いや動けなかった。
それ程球に勢いが感じられた。高いだけに伸びもあった。
140Kは軽く越えているだろう。
(今季MAK148Kを記録しているらしい)
2球目は内へカーブが僅かにはずれる、
3球目外いっぱいにストレート、手が出ない。
2−2から外へストレート、かろうじて当てたファール。
インハイへボール気味にねじ込まれては当てるのがやっと、
セカンドが大きく手を上げた、インフィールドフライ。

二死になり満塁であるが、点が入りそうな気配が無い。
打席にはトモ、外へ小気味良くスライダーが決まる。
そして同じ所へストレート、全く手が出ない。
2−0から同じ所へ来た球は僅かに沈んだ、
当てるのがやっとの打球は、セカンド正面に力なく転がり
ファーストのミットに収まった。

この時期あれ程の球が放れるのだから、シーズンが始まって、
暖かくなれば驚異であろう。
しかし、これ程のピッチングをしてもNPBは彼を必要としない、
西武B班の田中投手程の迫力は感じない。
NPBは、やはり高い所にあるのを痛切に感じた。

ILを観戦するには楽しみな材料が増えたのは間違いないが....



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posted by T−Rex at 13:24| Comment(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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