2007年03月12日

夢と現実の狭間で

また一つ夢が消えていった。
四国アイランドリーグ、その理念は残るのだろうか?


ようやく、公式ページにも石毛氏の退任記事が出た。
しかし、自社の社長退任が、他のニュースソースに
スッパ抜かれるようでは、どうかと思うが......

私のブログはNPBを目指す若者の”夢”と”現実”の狭間に
おこる若者の喜び悲しみを見つめて記録していければと
始めたのだが、何時の間にかその夢を語る人達の現実の
姿を批判する記事に終始する事が多くなっていた。

夢を語ることは素晴らしい事である。
そしてその夢を追いかける姿は、本当に美しいものだ。


その反面夢物語と言う言葉も存在する。
同じ言葉のように見えるが、一般的には全く逆の意味となる。

夢を語る、夢物語を語る。

この言葉の違いはその言葉の裏に秘められた現実の姿が
浮かんでくる故である。

夢を語るのは、正直者が真面目に一歩づつ、着実に努力を
重ね、可能性の有る夢に向かっていく姿を思い浮かべる。

夢物語を語るのは、努力もしないで、たなぼた式に何かの
弾みで、奇跡的な出来事を期待する姿が浮かぶ。

ILに来ている若者達の殆どが、前者であると言えよう、
だから、その姿に感動し、ファンが応援する。

しかし、そのファンの中の一部に後者がいるのだが、
これは致し方ない事。彼らがいるから、

”夢物語を語る”と言う言葉が生まれたのだから

さて、石毛氏は果たして、どちらだったのか?

夢を理想という言葉に置き換えてみると、現実とは生活
である、生きていく以上はそこに生活がある。
現実の生活の中で理想の生活を望む事、其れが夢である。

其れはある意味”金”なのかも知れない。
しかし、金で解決出来ない夢もある。

”愛”と”体”なのだが”愛”を語れば長くなるので
此処では置いておいて、
”体”は金ではどうしようもない夢である。
(勿論、愛同様ある程度は可能だが)
NPBを目指す選手の夢はこの金では買えない理想的な
体を持つ事に他ならない。
だからこそ、この夢は貴重であり、そこに私達が感動する
由縁がある。

石毛氏を”夢”とすれば、”現実”は鍵山氏なのかも知れない。
勿論石毛氏にも現実があり、鍵山氏にも夢が有るだろうが
ILと言う容器の中で、夢を語る石毛氏と現実の経営をした
鍵山氏がいる。

この夢と現実が上手く絡まってさえいれば、
夢を語ることが出来たに違いないが、実際はリーグ開幕時
には、鍵山氏は存在しなかった。

つまり、四国アイランドリーグは現実の無い”夢物語”から
スタートした事になる。
現実、つまり金の無い生活は直ぐに行き詰った。
そこに現れたのが、金を持った現実、つまり鍵山氏である。

この時点では、ある程度の夢と現実の交差はあったかも知れない
しかし、その夢が大きければ大きいほど、
現実が厳しければ厳しいほど、其れは自然と離れていく。

夢ばかり唱える石毛氏と、現実ばかりを見つめる鍵山氏。
そこに生活がある以上、どちらが勝つのかは
考える必要も無いだろう。

高い理想を掲げ、四国にリーグを発足させた、
石毛氏の”夢”は今”夢物語”に終わろうとしている。
これから、どの様にリーグが変わって行こうとも、
それは彼の夢が引き継がれたのではなく、
鍵山グループの夢が語られた結果でしかない。

余りにも夢物語は、その姿を換え現実の約束された生活を
無視してきた。
現実から出た夢で無ければ、最早それは夢ではない。

さて、”現実”である鍵山氏であるが、流石経営者である
リーグの経営は見事に立ち直りつつある、
しかし、成功する経営者全般に言える事だが、現実の生活
を優先するばかりに、容赦なく”夢”つまり理想とする
部分を切り捨てる傾向にある。
今回の石毛氏切捨てが、その際たる結果を見せた。

次に切り捨てられるのが、地域密着と言う理想だろう。
いや、こう言っては語弊が有るかも知れない、
地域密着は行われる、
しかしそれは利益を生む地域に関しての事であり、
石毛氏の掲げていた理念とは少しばかり違う。

香川、愛媛に関しては既にその様子が見えるが、
徳島、特に高知では昨季よりその切捨て工作が始まっている。
詳しくは書けないが、一つ例を挙げれば、
小口スポンサー拒否である。
年間300万以下のスポンサーは受け付けない。
これは何を意味するのか?

30万のスポンサーは10社存在する。
しかし、300万にこだわり続ける。
FDと高知の企業との繋がりを嫌っているのである。

香川、愛媛でバラ巻かれているスポンサー、関係機関への
招待券の類も昨季は半減どころか、
初年度の2割にも満たない。今季はあるのだろうか。

その一方で瀬戸内の海の向こうから、何やら騒がしい
情報が流れてきている。

”四国”のリーグは最早石毛氏の”夢”を乗り越え
”現実”優先の方向へと歩み始めているのである。


ただそれが悪い事では無いだろう、FDが無くなった所で
FDの選手は、リーグ内での移籍をすれば良いのであって、
高知で無ければ成らない選手等一人もいない筈である。

夢と現実の狭間で揺れ動いた、選手達は
これで本当の夢と現実を体験する事が出来る様になる。


来季あたりは、愛媛MP藤城監督の姿が見られそうな気も
しないではない。
いや、やはりMPは西田監督復帰、香川OG藤城監督が正解かも。

上信越リーグが4月に開幕する、いよいよ独立リーグが
日本に根付き始める。



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posted by T−Rex at 10:48| Comment(2) | 予想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あなたのきらいな人間ですが、私もあなたの文章は
好きになれません。(私よりかなり年上のかたの
ようですが、非礼はお許しください)、一月ぶりに
あなたのコラムをみましたが、一つだけ同じ考えを
していることがあります。FDがあぶないという
ことです。(あぶないというより他の地域への移設)
そこであなたにお聞きしたいことがあります。
どうして一般の高知の野球フアンの方たちはFDを自分達のチームとしてとらえて応援してあげないのかということです。もしFDが他の地域へいってしまうようなことがあれば、経済的に他の3県に大きくはなされている高知だからしょうがないじゃあまりにも寂しすぎる気がする。




Posted by yakyuzuki at 2007年03月23日 22:12
>yakyuzuki様
返事が遅れて申し訳ありません、先ほどコメントに
気が付きました。
で、ご質問の件ですが、人口比率からすれば、
高知県民のFD応援は他県に劣っているとは思いません。
(タダの観客や割引券も出回ってないですから)
しいて、ファンが増えない原因を挙げるなら、
やはり地元出身者がいない事だと思います。
Posted by T−Rex at 2007年03月25日 22:37
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