2007年03月06日

社会人野球

社会人という言葉について少し
考えてみたい。

プロ(NPB)と言う言葉に対して、四国ILが
プロかどうかと言う問題もあるが、それは後にして
社会人野球を語る場合、”社会人”と言う言葉が
ブログでコメントする場合、どうも誤解を受けかねないので
改めてここで述べておきたい。

社会人、これは一般的には、アマチュア硬式野球において
高校、大学、各種専門学校を卒業した、
全ての、社会へ出た人達を意味しており、この人達のやるのが
”社会人野球”である。
(ただ勝手にやるのではなく、チームとして登録して
年会費を納めなければならないが)

ところが、この登録が職場単位でするのが基本となり、
会社登録チームと呼ばれる。

その他の登録は認められているが、全てクラブチームと
呼ばれる。
つまり、企業であっても、他の企業の社員がメンバーに一人
でも居れば、クラブチームとなる。
(現在少し、会社登録チームの規制がかわったらしいが
基本はこれである)

会社登録チームは、殆どが自チームの練習グランドを持ち
企業の年間予算で運営されている。
(四国銀行、JR四国がこれにあたる)
メンバーは会社から給料を貰うことになる。
四国銀行の場合、野球部年間予算およそ2000万円
と言うから大変な額である。

そして、クラブチームと最も大きく違うのが、
練習時間帯である。
殆どの選手は、午前中会社に顔を出し、昼から練習を
開始する、野球自体が勤務なのだ。
(四国銀行の場合は条件が厳しく、シーズンが始まれば
朝6時から練習して、通常の勤務は他の行員同様に
こなさなければ成らない。試合日だけが勤務免除になる。)

嘗てのNTT四国、JR四国の場合は、昼から練習していたが。

反して”クラブチーム”は、そのチーム内容に大きな隔たりが
ある。草野球程度の友達の集まりから、スポンサーを持つ
大きな所帯のチーム迄様々である。

NTT四国の場合NTTをバックに四国で君臨していたが、
西日本との統合により、有力選手以外は四国に残る事に
なった。それに他企業の参加希望者を加えたのが
”松山フェニックス”である。”徳島硬球クラブ”に
”アークバリア”を加え四国内では3チームの”クラブチーム”
しか存在しない。

松山フェニックスの選手に聞いたところ、一人当たり
月2万の部費を払っているそうだが、それでは練習場所を
借りるのもままならないだろう。

このどちらもが社会人には間違いないのだが、
私たちの間の通説として、社会人と言えば。企業チーム
つまり、”会社登録チーム”を指すのである。


高校、大学の選手の進路はプロ、は別格として
”社会人へ行く”と言うのが一つの誇りである。
つまり、この”社会人”は企業チームの事で、
併せて、その会社へ就職すると言う事である。
決してそこら辺にあるクラブチームを指すのではない。

反対に軟式野球において”草野球””早起き野球”も立派に
社会人の軟式野球である。
以前ある人物が、「軟式ですが社会人野球をやっている」
と言うので、所属チームを聞いたところ、県大会レベルの
寄せ集めチームだったので、大笑いした事がある。

高知で唯一年間予算600万を持っている”旭食品野球部”
(高知県選抜選手チーム)でさえ社会人とは言えないのである。

県外には、数多くのクラブチームが存在する。
しかし、それはあくまでクラブチームであり、
私達が尊敬を込めて言う”社会人”には入らない。

例え、それがどんなに強くても、どんなに予算が有ってもである。
社会人へ行くと言う事は、会社へ入る事であり
一度そのルートから外れたら二度と入れない(例外を除き)世界。
クラブチームへ行くと言う事は、プロなら兎も角
保障の無い世界へ飛び込んでゆくだけの事である。
反対に腕さえあれば何時でも入って行ける。
例えプータローをしていたとしても。

元FDの相原が”かずさマジック”へ行ったが、
社会人がやっている野球チームへ行ったのであり、
”社会人”へ行ったのではない。
”かずさマジック”はクラブチームである。
相原は、決して四国銀行や、JR四国には入団出来ない。
(都市対抗で、補強選手として合流する以外は)
もし、新日鉄のままであれば、相原は入団する事が
出来なかった訳である。

その意味でも、”社会人”と言う言葉には重みがある。

さて、四国ILがプロかどうか?であるが、
成る程、税務署では選手はプロスポーツ選手枠で申告する。
NPB選手と何等違いは無い。
試合をして、観客から入場料を取る。
プロである事は間違いない。

しかし、社会人問題同様、プロと言う事自体に無理がある
のではないか。
そのレベル、結果として収益の上がらない現実、

そして決定的な石毛コミッショナーの発言。


当初NPBへの道は「同じプロ同士、ドラフト指名ではなく、
トレードによるべきだ。」
との強気から一転、初年度ドラフト結果を見て、
涙して「考えが、甘かった」となる。
果ては、何時の間にか「プロとしての自覚を持て」から
「プロを目指すには......」となる。

最早此処までコケにされたILの選手達をプロとして扱うのは
選手を馬鹿にする以外の何物でもない。

私の中では、IL選手はセミプロの位置におかれている。




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posted by T−Rex at 15:27| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あの〜、四国アイランドリーグの選手がどうして企業チームに入れないんでしょうか?。
そんな話、長く社会人野球を自分は見ていますけど聞いたこと無いですよ。
事実、ワイテックと言う広島の企業チームに徳島にいた長栄が入ってますからね。
かずさマジックですけど登録はクラブチームですけど、クラブ選手権に出場する権利はありません。
同一企業系列の社員が多数いるからです。
また、今は社外選手の採用もJABAは認めていますし、嘱託社員での雇用も増えていますので(旧・新日鐵のチームは大概嘱託社員で採用してます)彼らの多くは現役引退後に会社からも離れますよ。
以前、海外からの選手を採用していたチームがありましたけど、彼らの多くは社業には一切つかずに運動専属での季節労働者同様での採用なのでプロと何らかわりません。
だから雇用形態の違いでチームを分けないと、殆ど運営手腕も無ければお金も地盤も無い人間が勝手にチームを立ち上げて即運営難になってチームが衰退してしまうようなチームを抑制する事も出来ないだけに、今の社会人野球はおかしな方向に進んでます。
はっきり言って有名人絡みのクラブチームの多くは安易な考えで始めた方が大半です。
Posted by M at 2007年03月07日 01:39
>Mさん
>(現在少し、会社登録チームの規制がかわったらしいが
基本はこれである)の部分ですね。
その意味では、”社会人”へ入れる訳ですから、
私が間違っていましたね。お詫びして訂正します。

ただ”社会人”=就職と言う見地から考えて
>彼らの多くは現役引退後に会社からも離れますよ
のように
系列会社雇用、→現役引退→退社と言う流れは
”社会人”へ行く、と言う意味とは大きく
離れていると思います。

企業チームでありながら、会社規模が小さい為に
途中雇用が利くチーム。
クラブチームでありながら企業チーム扱いを受ける
チーム、それは例外項目でしょう。

一般的ではない、と言えば、私自身世間一般??的
な事ではなく、関係者一般常識を述べているので
これも例外項目になるのかも知れません(笑)

勤務形態はその企業ごとに違うでしょうから、
様々だと思います。
社会人野球がどう進もうと、それぞれの思惑が
あっての事だから、仕方ない事でしょう。
IBLJのように、一つの会社ではないのですから。
Posted by T-Rex at 2007年03月07日 11:12
確か10人以上同一チームに系列企業の社員がいればクラブ選手権には出られないはずです。
だから東海REXやかずさマジックがクラブチームと言ってもピンと来ない人は結構多いです。

確か社外選手を認めたのは2002年からです。
それまでは、例えば新日鐵だと系列の新日鐵化学、太平工業、山九といった系列企業の社員の選手登録は認められましたけど、全く系列ではない企業の社員の試合出場は認められませんでした。
今、横浜ベイスターズにいる斎藤は三菱自動車岡崎が不祥事などで採用を見合わせていた年だったので、取引先企業の荒川工業の社員で三菱自動車岡崎野球部にいました。
今はかなり規制が緩和されましたので、企業チーム所属なのにそこの企業の社員じゃない選手もいますし、今年からはプロ経験者の枠も広がった上に外国籍の選手枠も広げるみたいなので、色んな選手が企業チームであっても来ると思われます。
四国ILの選手が企業チームの練習会に来ていたって話は聞いた事ありますので・・・。

ただ、JABAに所属している限り専門学校であっても就職して企業でもクラブチームであっても新たなチームに行く場合は「移籍承諾書」を前のチームの部長か監督に書いてもらって前所属地区連盟に除籍願いを出して、了承されて新チームの入部届とその地区の連盟に登録しなければ試合出場はできないので、この辺は元プロ選手と同じくらい面倒くさい手続きは必要です。
Posted by M at 2007年03月08日 02:05
2002年からですか。
丁度高知国体のあった年で、その前から軟式野球連盟の
事ばかり、遣ってますので、其方の方がおろそかに
なってましたね、勉強不足でした。

社会人、企業枠がそれ程許容されると、補強が簡単になり、
反対にクラブチームは、本当の寄せ集めチームになります。

このレベルの違う二つを社会人という言葉で括ってしまうのは、
ヒドイ状態になりますね。
何れ近いうちに一般的にも私のように社会人、クラブと
分けて呼ぶ日が来そうですね(笑)

移籍の件ですが、JSBB(軟連)では、同年度移籍は
禁止されていますが、今のJABAでは可能なのでしょうか?
以前は禁止されていた筈ですが。
Posted by T-Rex at 2007年03月08日 03:19
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