2007年11月21日

高知FD印象に残った選手達  高梨篤選手

DSC00015~7.bmp
東北人特有の雰囲気を持つ選手である。

彼がいつの間に私の記憶に入ってきたのか、

何度考えてもハッキリしないのである。



IL開幕と同時にハーラーダービー、トップに躍り出たのは
予想されたMP西山、OG伊藤では無く、
それまで全く無名のFD高梨篤選手だった。
それもダントツで前半戦数試合を残して、8勝を上げた。
この勢いで行けば年間20勝ペースの滑り出しであった。

彼はトライアウト時、長身左腕から投げ下ろす直球はかるく
140kを越えていたらしい、しかし小山田同様、そのコントロール
は、ひどい物だった。
藤城監督の指導フォームは彼を全く別人に変えたのだろう、
MAX137k(坊っちゃん球場計測)と急速は落ちたものの
コントロールは安定した。
左腕特有の変化球はキレを増しストライクコースに吸い込まれる。
低めに決まる直球とのコンビネーションで、打者の的を
絞らせないピッチングは、間違いなくNPBドラフト指名確実と
誰もが信じるほどになっていた。

この時期試合や、練習を見ている筈なのだが、どうしても
彼の印象は、前歯を無くし、利き腕を痛々しく包帯でくるんで、
それでも、笑顔を絶やさなかった姿が浮かんでくる。

自らの不注意とは言え、この自転車横転事故は、彼の人生を
狂わす結果を招いたかも知れない。
真面目にこつこつと努力する彼であるから、
この事故が無ければ、昨季後半のような結果には終わらず
必ず昨季ドラフトに、OG深沢と並んで名を連ねていたと
確信する。

彼の実直さを現すエピソードがあるので紹介しよう。
故障した時期彼は練習もままならず、給料を貰っている
のだからと、FDのグッズ販売の為、土佐山田町内の
ありとあらゆる場所を尋ねて回ったらしい。
シーズンが終り、殆どのFD選手は、十分とは言えない年俸に
親からの仕送りを受けていたが、彼だけが50万の貯金を
していて、両親に仕送りをしたと言う噂が出た。

これは、事故を起こした同時期に、同じFDの柳田選手が、
追手筋で暴行を受け、前歯2本を失い、慰謝料として
50万を受け取ったが、一ヶ月で皆に驕ったり、ゲーセンで
使い果たした。(一説には200万とも言われたが、実際は50万
だったらしい、アークバリアのトライアウトの為高松へ向かう
車中で本人から聞いた話)

この二つの話を対比させどっちもどっちだとの笑い話が
伝わった。

しかし、このエピソードに有る実直さは、何か暗いイメージを
受けかねないが、実際の彼は全く違う。

練習や、試合で見せる姿は真面目で、一生懸命頑張っている姿
を受けるが、それも真実。
野球に取り組む姿は、常に真剣である。
しかし、流石現代っ子、チームメイトとの会話では、
ユーモアがあり、笑い、時には冗談も飛び出す明るい性格
らしい。
息子からそれを聞いたときには,信じられなかったが、
昨季、最多勝争いをしていた試合(7,29土佐山田スタジアム)
で負けた直後に話した感じでは、明るく笑ってくれて
さもあらん、との印象を強く受けた。

故障を見事克服、復活成ったかに見えた昨季、
後半持ち応えられなかったのは、精神力だけのせいではない、
と思いたい。

あっさりとFDを退団地元の企業に就職したらしいが、
野球をどうするのか情報が全く無い。
それだけが、心残りである。


     (2007年3月の記事です)



ブログトップへ












posted by T−Rex at 00:00| Comment(0) | 選手のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。