2007年02月24日

西武ライオンズB戦雑考 投手編

昨日の西武戦、まず上里田の調子を見たかった、
それと、西武、東の登板も期待した。


まず東の事から、
宿毛高校時代速球が注目され、早くから横浜のスカウトが
彼の周りに居た。3年になる春休みの伊野商との合同合宿
の時、初めて彼を見たのだが、ひ弱さが残る悪ガキだった。

実際、当時彼は喫煙による停学中で、練習試合に投げる事も
禁止されていて、”練習”という形で小雨の中試合したのを
覚えている。(合同合宿中同士は許される、これと同じ様な
事に、春の選抜前の大会は、直前迄、対外試合は解禁されてない、
その為、試合会場割り当て練習の2校が、練習名目で
試合をするのが、通例となっている。)

雨の為、ノーコンには輪を掛けていたが、140kを越える
スピードは魅力的だった。

この時ショートを守っていた、宿毛高校の二番手投手が
現在JR四国のエース、岩井投手である。
この年JR四国は高知商業の四番打者、木浦良太選手獲得
を内定していたのだが、直前になって、投手力強化の為
木浦から、岩井採用に変えた。

横浜時代の東は、そのコントロールに課題が残り、
西武にトレード後も中々芽が出なかった。
息子の話では、昨季より”サイドスローに変えた”
と言っていたらしいので、コントロール重視にしたのか、
と思っていたのだが、
試合前息子に”23日に登板するぞ”との電話が掛かってきた
ので、その成長を楽しみに出かけたのである。

ようやく出て来たのは最終回、サイドかと思っていたフォーム
は、スリークオーター気味になっていた。
YSの五十嵐投手の様に後ろが小さく、頭の横から
やや押し出し気味に投げる。

最初の打者、FDは何故か代打松橋???
(山健が出ているから、まあいいか(笑))
あえなく三球三振、140kを超えては、無理からぬ事。
二番代打前川には、左腕に死球、プロテクターを着けてなかった
ので、鈍い音がしたが、相当痛いだろう、(退場した)

続くトモも外角の球を空振り三振に取る。
最後は誰だったか?内野フライ。
全くバットを振らさない、流石NPB7年目選手である。

しかし、彼でも1軍は遠い、ILレベルでNPB云々は.....

DSC00011~6.bmp上里田の調子
と言うより、故障の有無
を確認しておきたかった。
昨季後半かなり無理をしている
ように見えた。それでも故障している
ようには見えなかったので、

オフシーズンの調整が上手くいく事を願っていたのだが。

昨季は相原、高梨と2本の柱に上里田がいたが、
今季は一人である。
彼が故障すれば、FDは壊滅するのは間違いない。

初回簡単に1失点したのは、宮本のセカンド送球が
高かったせいである。
結果論は言ってはいけないが、あれが無ければ三番の
ショートゴロでは、失点していない筈である。
一番打者柴田のヒットは仕方ない、力負けである。

その後3回の投球を見れば、十分な内容、
西武の先発、松川や続く田沢、木村には決して負けてはいない。

DSC00005~6.bmp岸がアンダーから
スリークオーターに戻した。
初年度は、このフォームから
スタートしたが、
途中よりサイドに切り替えた、
昨季何時の間にかアンダーに

変更していたのだが、
今季このフォームに戻したのは
恐らく先発した時の疲労を考えての事だろう。

リトル相原こと、西川がハラハラしながらも0点に抑えたが
決して納得のいく投球ではない、スピード、キレ、
コントロール全てにおいて物足らない。
特に追い込んでからの、決め球と言う物を持っていない。
一球フォークらしき球(ワンバウンドした)を見せたが
打たせて取るタイプにしても、いま少し経験を積み
球種を増やしてほしい所。

反して2失点はしたものの、捻金には驚いた。
(エラーが絡んだので気にすることはない)
初年度の彼は、ISの角野同様本格的なゆっくりとした
フォームから安定感のある投球が見ものだったが、

後半より故障して(腰を悪くしたと聞いたが)
昨季の登板情報はいいものが無かった。
角野同様、ILには必要な投手であるので、復活を願って
いたのだが、今季藤城監督の指導に期待するところがあった。

藤城監督の指導フォームには、賛否両論があるのだが。
(息子は未だに教えられたフォームを大切に守っている)
一見上半身を使う、手投げのように見えるフォームは、
左手(右投手の場合)の使い方に特徴がある。
通常投球は左手でリードされ、フォロースルー時は脇の下
に抱え込む様にするのが普通である。
これが腰の下にあれば、肩の開きが早く右手だけの投球になる
場合が多い。
ところが、藤城フォームは左手グローブは右手が降りて来るまで
打者に対して差し出されている、その為フォロースルー時
左手はグローブは左腰の横ではなく斜め前に位置する。
つまり、右手と左手が交差した状態になるのである。

一見下半身を使わず上半身だけで投げている様に見える
このフォームは、実は右足の使い方の違いによるものがある。
通常左足を踏み出し、重心を落とす為右足は、屈伸して
膝がマウンドの土をこする。
反して藤城フォームはこの屈伸を許さない、
右足のくるぶしから左肩までを結ぶ直線を軸とした回転を
与える為なのだが、右足が伸びる為、重心が高く
上から投げ下ろす感じが強い。

その為下半身を使ってないようだが、実はこの踏み出しから
回転して、フォロースルーまでの一連の動作をすると、
通常の動作よりも下半身に負担が掛かる。

何より、背筋に掛かる負担は相当な物で、
下半身が出来ていなければ直ぐに、背筋を痛めてしまう。

このフォームの良い所は、肩の負担が少なくなり、コントロールが
付き、球離れが良くなるので、キレが出るところ。
反して、スピードが出ない事と、腰、背筋への負担が出て来る
と言う所か。

特に、足腰を鍛えてきた投手であるが、背筋、それも特殊な
使い方をするこのフォームでは、背筋の弱い投手には、
直ぐに故障に繋がる。
折角、身につけたコントロールも、痛めた背筋ではフォームが
狂い、反って悪くなると言う結果になる。

昨季の赤井がそれを物語っている。

相原、高梨はそれを上手く使いこなしていたが、
それが出来ていない西川の今後は不安が残る。

さて問題の捻金、完全に藤城方式を物にした上里田同様
彼には合っている様に見える、
右打者の懐に投げる際、やや不安があるのか、振り下ろす
手に、やや迷いがある。
その為少しシュート気味になり外れてしまうが、
左打者のアウトコースには素晴らしい球が行くので
何れ、右打者のインコースに、手の出ない程きれのいい
速球が決まり出すだろう。

低めに決まる変化球も、上里田のフォーク程ではないが
ILレベルでは、強力な武器になる。
楽しみな素材が出来た。

西武の投手陣、帆足は当然の事だが、8回登板した田中投手
は素晴らしかった、この時期あの程度の実力を出せば
シーズン開幕には、1軍での姿が見れそうである。
東も頭が痛いだろう。

彼クラスの投手はILには見当たらない。

    明日は野手について


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posted by T−Rex at 22:12| Comment(0) | 選手のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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