2006年12月17日

NPBドラフトその夢と現実

さて、NPBへ行った3人の事について触れよう。
今回のドラフト程ILの選手達に与えた影響はないだろう。
三者三様の夢と希望、そして挫折を与える結果となった。

OG深沢投手は、正にILの華となり石毛氏の創立理念を地で行く
素晴らしい結果を招く結果となった。
但しそれは昨年のMP西山投手と同じ事で、残念ながら1軍での活躍
と言う事になると、望む事は出来そうに無い。

その原因として、持って生まれたマウンド度胸の無さである、
FDとのチャンピオンシップでも見せたが、経験不足とは言え
走者がいない時は素晴らしい投球を見せるのだが、走者を背負うと
その投球は一変してしまう。
これはFDの涌島投手にも言えるのだが、
要するに彼等はピッチングマシーンであり、投手ではない。
只投げるだけなら素晴らしいが、野球を出来ないのである。

自分で試合を組み立てる事が出来ない、先発投手として
マウンドに立つ事は、決して出来ない投手である。

まして、それに輪をかけ、OG深沢投手の入団先がジャイアンツ
と言う事になれば、推して知るべし。
一度の失敗を決して許さない球団である。
これが、ロッテやヤクルトであれば、多少長い目で
見てもらえるであろうが、4300万と言う契約金には、
”何時でも切り捨てますよ、それの保障ですよ”と言う意味も
含まれている。
IL出身と言う狭い目で見れば、素晴らしく映るが、
実はNPBには、毎年この手の投手が腐るほど入団して、
2軍生活をして日の目を見る事無く去ってゆく。

希望としては活躍してもらいたいのだが、現実はここまでの夢に
終わるだろう、
もう少し詳しく言えば、野球を覚える前に、基礎体力不足から
その練習中、肩や腰を壊してしまう可能性が大きいと言えよう。

彼と対照的なのがFD角中選手である。
何処をどう間違ったのか、彼の指名は驚きの一言。
それはそれで、喜ばしい事なのだが、納得がいきにくい。

彼の指名は、IL選手の失望を招く結果となった。
たとえばOGの堂上、FD山伸、山健、MP林等は
彼よりも実力はかなり上である。
何故彼なのか?

”ILにおいては、その結果ではなく、才能そして若さが無ければ
ドラフト指名は勝ち取れない。”

堂上、林、山健、山伸そして彼等に続く強打者には、その年齢を
考えれば、絶望に近い結果を招いてしまった。

尤も私は、角中の指名こそが、驚異の出来事であり、打者が
指名を受けるのは、無理であると常々言ってきたので、
ロッテの指名に驚いただけなのだが。

さて、彼の今後の活躍であるが。

彼の父君のスパルタ教育の内容が紹介されていたが、
肩を壊さないようにする為、キャッチボールをさせなかった、
と言う事である。毎日素振りとランニング。

彼の守備の悪さはここから来ている。
毎日の素振りからはそれなりの成果が出て、インコース低めの
球を掬い上げる技術は素晴らしいものがある。
しかし、型に嵌りすぎている為、アウトコース高めの球には
到底対処出来ない。
NPB投手陣の球のスピードやキレについて行くのは
到底無理だろう。

2軍で厳しい練習、その返球に、
キャッチボールをしていなかった肩が到底持つとは思えない。
そしてキャッチボールをしていない目は、その飛んでくる
打球に対しての体の動きが付いていかない。
ILレベルの打球に追いつけない守備はNPB選手の打球を
追いかけるのは、無理である。
DHで使って貰うほどの打力は無いだろう。

MP中谷選手同様、2軍生活で終わってしまうと断言せざるを得ない。

最後にOG伊藤投手。
育成枠指名だが、昨年のMP西山、ILの創立は彼達の指名を得る事
が、最低目標であった。ようやく念願叶い、NPBへ巣立った。

西山も伊藤も他のIL投手陣とはその、経歴において大きな差が
ある。他の投手陣はNPBはおろか社会人からも見捨てられ
クラブチームで遊んでいた選手か、大学でも大して期待されていない
選手である。
彼等は一度は社会人に請われその素質を期待された選手である。
再起、復活を求めてILに来た。
先を越した西山以上に伊藤は今季その成長を見せた。
西山に先を越された悔しさをバネに、と言うよりも、
その開き直りから、落ち着きを見せる投球は、昨季見せた
精神的な弱さから来る投球の乱れを見事に克服している。

苦労人と言う言葉が似合う投手となった。

OG深沢よりも、NPBで活躍を見せるのは、彼だろう。
ヤクルトと言う投手王国で、彼の活躍できる場は無いように
思えるが、実は活躍と言っても華々しい活躍ではない。

ワンポイト、敗戦処理が必要な試合、彼ならば十分その役目を
果たす事が出来るだろう。
夢見た華々しい活躍ではないが、実はこの役割を果たせる選手
こそが、次の試合を作っていく事が解る人は少ない。

西山、深沢にはそれが出来ない、地道に努力してきた
伊藤だけがこの位置に座る事が出来そうである。
格好は良くないかもしれないが、れっきとしたNPB1軍投手。

これが、夢破れた選手の再起を図るILのお手本の様な
生き方であると思うのだが、
皆さんはどう思うだろう?

伊藤投手の未来がILの存在を記す唯一の証となる日も近いだろう。




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posted by T−Rex at 19:18| Comment(0) | 予想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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