2006年10月10日

勝負とプレッシャー

第3戦までに少し時間があるので、試合を振り返ってみよう。

プレッシャーの中のCSは一方的な試合展開で
香川OGの2勝となった。
短期決戦で選手達にのしかかった重圧がどの様なものだったか
振り返ってみよう。

FD7−9OG CS初戦
まず双方プレッシャーのかかる中で、その重圧はFD相原の肩に
現れる。ブルペンの投球を見る限り、責任感の強い彼らしく
気負いが空回りしていた。
近藤に投じた一球目の直球は、ブルペンでの調子そのままで、
勢いは有ったが、外角に大きく外れてしまった。

はやる気持ちを抑えるかのように、2球目は内角へカーブ。
これが肩口からスーット入ってきた、俗に言う”ハチマキ”
後半調子を上げてきている近藤の思い切りのいい一振りにあい、
僅か2球でOGの先制を許してしまう。

気を取り直そうとする相原を苦しめるのは、センターを守るトモ
この日の強い風と、打者堂上を考えれば、
当然外野守備は深く守らないといけない所だが、定位置からの
久々スタメン出場とCSで堅くなったスタートは、楽々と
3塁まで行かれてしまう結果になった。

しかし、未だ相原の冷静さは失われていない、
続く森田の外野フライを嫌った敬遠気味の四球は思惑通り、
5−4−3のゲッツーで凌いだ。

その裏OG先発松尾にもプレッシャーが襲い掛かる。
先頭國信はセンターフライに討ち取ったが、
2番古卿の執拗な粘りに根負けして左中間を割られてしまう、
こうなると、山伸には格負けである、簡単に四球を与える。
4番山健の当てただけの打球は、OG八木の、
これもプレッシャーでガチガチのお手玉を招き同点となる。

2回初回を何とか乗り切った相原は、ここでも先頭打者に四球
球は上擦り気負いは収まらない。
捕手宮本のミットも投球を弾いてしまうが、
八木のプレッシャーはその上を行き、無事終える事となる。

その裏やはり、こういう時は杭田が強い。風に乗った大飛球は
バックスクリーンへ逆転のホームランとなる。
宮本の内野安打をトモが送り、ここで土佐、崩れかけた松尾を
助けるかのような、ボール球を空振り三振、
この試合この重要な場面での土佐、この三振が試合を決めた。

振り回さず、ジットしていれば四球になる、
それなのにバットを振り回す、そこに私が土佐はダメだと言う
訳がある。
続く國信はストレートの四球、続く古卿に対しても、
2球ボール、ようやく3球目にストライクが取れる状態、
力の無い球は古卿の絶好の餌食になった。
ライト線を深々と破り2者生還、4−1続く山伸には死球、
最早松尾の面影は無い。

それを助ける山健、これは致し方ないかファーストファールフライ。
山健の活躍は期待出来ない、それ故土佐の三振が致命傷となる。

本来であれば、相原にはこれで十分なのだが、
残念ながら試合は揺れる。

3回先頭の近藤を見事三振に討ち取ったのだが、2番三輪の打球を
杭田がファンブル、何時もなら気にしない相原だが、
続く堂上を敬遠気味に歩かせたのはいいが、振り回してくる
森田を警戒し過ぎて、痛恨の四球、満塁としてしまう。

その気持ちを引きずったままの投球は、ストライクコースへ
収まらない。押し出しを嫌った一球は見事に若林に弾かれ
レフトフェンス直撃の2塁打となる。

こうなれば勢いはOG続く東山にファールで粘られ、
ボール球を放る余裕も無くセンター前に逆転打を許してしまう。

その裏OGは松尾を諦め金城を投入、キッチリと締めた。

4回FDは相原に託す、先頭の井吉にはレフト前に運ばれたが、
2死3塁となる、ここで又、OG三輪の当たりをサード杭田が
尻餅をつくエラー、OG最も期待の堂上を迎えてしまう。
そしてライトを守る角中のまずい守備により、
右中間を割られてしまう、続く森田の打球も角中のグラブから
こぼれる結果となった。4−8では最早......

記録上この3本はヒットになっている。
しかし、杭田の尻餅は兎も角、角中の守備はヒットにしてしまった、
と言った方が早い。長打のあるOGに対して、
角中が守備するということ事態無理がある。
実は第2戦でも同じような打球を捕球したが、この時も彼は
構えてからバックして捕球するまでに、体が2回転している。
つまり、打球を見失っているのである。

外野手は打球に対して、半回転でバックし、
反転して捕球が原則、1回転する事さえ許されない、
それが2回転である。この2失点はFD上層部の責任である。

5回岸健を投入、その裏それでも諦めないFDは、
古卿、山伸、杭田、宮本とヒットを重ね3点をもぎ取る
7−8ほぼ振り出しに戻った。

そしてプレッシャーの中で戦ってきた試合がその様子を変える
のが、6回裏である。
この回、OGの金城が力尽き先頭の國信にストレートの四球。
変わった塚本に対し古卿が送り、1アウト2塁、
FDは三番山伸、絶好の場面、が、ここで信じられない事が起こる。
國信が3盗したのである。結果は成功した、しかし。

こういう奇襲策は大きな落とし穴が待ち構えている。
サードにランナーが居る事により、OGバッテリーは
敢えて山伸との勝負を避けて、山健、角中との勝負を選ぶ。
そして、山伸2盗失敗、山健三振と最悪の結果を招く。

この國信盗塁は遣ってはいけないプレイであり。
運よく成功した時には、このランナーを生還させなければならない、
その為には、山伸のスクイズで同点以外に手は無い。

7回のOG追加点は、途中出場の梶田及びFDコーチの指示ミス
であり、ここにもプレッシャーの陰が覗く。

その後は通常のリーグ戦同様投高打低の試合であり、
双方なす術が無く終わってしまった。
OG深沢のリリーフは見事であり、バックネットにいた
NPBスカウト達に好印象を与えた。
144kのストレートと、120kのカーブ、125kのスライダー
とのコンビネーションは、ランナーが出て、かき回さない事には
リーグのレベルでは打ち崩すのは難しい。

この試合、プレッシャーの重くかかった試合には違いないが、
土佐の打力が、梶田に変わり、角中の守備が無ければ、
間違いなくFDの勝利となった筈である。

FD上層部の油断なのか、カン違い、若しくは認識不足なのか、
続くCS2戦もそれは続いて行く。

それは又後日。


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posted by T−Rex at 18:42| Comment(0) | 予想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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